同人の世界に少し慣れてくると、選び方が変わってきます。最初は作品単位で探していたのが、いつしか「この作家(サークル)の新作なら買う」に変わる。これがいわゆる推し作家の誕生です。
NTRジャンルは特にこの傾向が強いジャンルです。喪失の描き方、心理描写の粘度、結末の付け方——作家ごとの「型」がはっきりしているため、一度自分に合う作家を見つけると、その人の過去作を遡る楽しみが生まれます。新作を待つ間に旧作を読む。気づけば全作品を持っている。これが沼と呼ばれる現象です。
作家を追うメリットは失敗率の低さだけではありません。作家の成長を時系列で追えることも大きい。初期作の荒削りな衝動と、近作の洗練を見比べる楽しみは、単発買いでは味わえません。
当サイトの「作者から探す」ページは、この追い方を支援するために作っています。作家ごとの作品リスト、作風の傾向、活動ペースを一望できる場所に育てていく予定です。